ECB政策金利発表
日本時間 2022年3月10日 21:45
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欧州中央銀行(ECB) 声明
・インフレが2%の中期目標に向け推移するよう、適切に、すべての手段を調整する準備がある
・月間純購入額は、4月に400億ユーロ、5月に300億ユーロ、6月に200億ユーロとする
・第3四半期の純購入額の調整はデータ次第で、その際の見通しの評価を反映させる
・もし最新のデータが、純資産購入の終了後も中期的なインフレ見通しの期待を弱めないことを支持するのであれば、理事会は第3四半期にAPPの資産購入策を完了する予定である
・もし中期的なインフレ見通しや資金調達環境が、2%の物価目標への進展と不整合となれば、我々は純資産購入の規模や期間といったスケジュールを変更する準備がある
・円滑な流動条件を確保し、EU及び欧州政府によって決定された制裁を実施する
・ECB理事会も再投資を継続する予定
・中期的な2%に向けたインフレ率の安定という十分な進展が見られると判断されるまでは、理事会は政策金利を現在もしくはより低い水準で維持する
・理事会は銀行の資金調達環境を監視し、TLTROⅢの満期が金融政策の円滑な伝達を阻害しないよう保証する
・理事会はまた、条件付貸出オペが金融政策姿勢にどのように貢献しているかを定期的に評価する
・すでに公表したように、TLTROⅢの特別条件は今年6月に終了する
・コロナ禍による緊迫した環境下で、資産購入の設計・実施の際の柔軟性が、金融政策の伝達への悪影響に対抗し、理事会の目標達成への取り組みをより効果的にすることを示した
・ロシアのウクライナ侵攻による高い不確実性の環境、および、ユーロ圏の金融政策に悪影響を及ぼす可能性のある地域間の波及リスクの観点から、理事会は中央銀行のためのユーロシステムレポ枠組み(EUREP)を23年1月15日まで延長することを決定した
*ニッセイ基礎研究所から一部抜粋させていただきました。