今月から2021年のデータが追加された為15年分のデータから傾向と予想をしていきます。尚、図にまとめた表も分かり易く見やすい様に〇✖の表記から矢印に変更致しました。
先ず、特筆すべき事として雇用統計発表後の最大の乖離の動きを示した矢印を見て見たい。
パッと見た感覚でも円高方向(ショート)に大きく振れた回数が多いのが見て取れる。
確率は円安(約27%)に対し円高は約73%と開きはかなり大きい結果。
次にショートポジションを取っていた場合の獲得pipsの期待値どれ位なのか?を見ると54PIPSと高い期待値がある。
以上を考察すると雇用統計発表前にポジションを取るならばショートポジションが高い確率と期待値を得られる。
直近5年の図も見て見たい。
直近の動きとして矢印がショートが多い事を示しているが、期待値はロングポジションの方が良い結果だった。これは2017年の結果が大きく左右する数値が有るためである。
最後に、雇用統計は良い結果であっても売られてしまう事が見受けられる。
ドル円の日足チャートは今(2022年1月3日現在)移動平均線を大きく上に抜けていて、さらに上には多くのショートポジションが置かれていると思われるので上に行くのは厳しそうだ。
以上より、今回1月7日の雇用統計はショートがかなり良い傾向であると予想する。